まだ終わっていませんが、今年を振り返ってみたいと思います。
平成31年から令和元年に改元となった2019年は当社にとっても私個人にとっても非常に変化に富んだ意味深い一年となりました。
思えば昨年5月に自分自身の不注意で顔面を骨折し、3週間の入院と手術。
退院するや否や大阪で地震、
9月には巨大な台風で倉庫が被災、
その後私がマイコプラズマ肺炎なる風邪に罹る。
というようなことで2018年はあまり良くない事が続いた年でした。
そんな流れを大きく変えたいという思いと、今年が当社設立20周年にあたる年であるということで、2019年はいろんなことに一歩踏み出してみた年でした。
まずは主力商品のリネンについて従来の定番品に加えてサフィラン社のリネンを柱にするべく、閑散期からずっと原材料の仕込や早めのプロモーションを行いました。
元からある定番品もサフィラン社の糸も同じ価格帯でどちらも100%リネンなので、ともすれば自社商品同士の競合になってしまいます。
けれども私自身の考えとして、自社の旧来の商品が自社の新たな商品に取って代わられるという形こそが最も理想的な新陳代謝だと思っているので、そこはあまり躊躇することなく推し進めました。
おかげさまで非常に好評を頂いております。
その他いろんな商品の見直しを行った結果、多くの商品を廃番とした上で新たに柱となるような商品開発をいくつかスタートしました。
それに伴ってカラーカードの表紙も新しいデザインに変更しました。
今年は会社でひたすら絵を描いてるだけの時間が結構有って、非常に楽しかったです。(笑)
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そして社屋の引越し。
4月に物件を契約した時点で築39年のおんぼろ物件。
5月以降社員たちとともに掃除やリフォームを進めていきながら、雨漏りの補修や不要な残地物の撤去などを、出来る限り自分たちの手で行いました。
日常の業務をこなしながら毎日のように新社屋の物件に移動しての作業で、社員一同ヘトヘトになるまで頑張ってくれて感謝感謝でした。
おかげで7月に非常にスムーズに引越しを終えて新たな社屋で業務を始めることが出来ました。
猛暑の中での作業がほとんどだったのでとんでもなく大変でしたが、頑張った分社員たちが建物に愛着を持ってくれたら嬉しい限りです。
また、外部の様々な業者の方々に多大なるご協力を頂き、これまた感謝感謝の連続でした。
人が沢山協力し合うといろんなことが前に進んでいくんだなと実感しました。
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引越しに伴って本生産用の撚糸機の導入。
従来の試験撚糸機とは違って大型の機械なので手間や段取りを覚えるのに最初は苦労しましたが、慣れてくるとやはり生産能力が大幅にアップしました。
糸の納期の面で非常に効果がありました。
続けていけば必ず顧客満足につながるはずだと思います。
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新入社員1名入社とパートさんの正規雇用への変更。
新たな社員が増えるということは単に労働力が増えるということだけではなく、新たなアイデアが会社にインプットされるということです。
今年はそういう機会にも恵まれました。
また、パートで来てくれていたスタッフも正社員になってくれたので、より長期的に進めるべき仕事を任せられるようになりました。
結果的に本人の段取力や商品開発に対する知識、作業スピードなども向上していて目覚しく成長しています。
成長という意味では今年は社員一同全員が非常によく伸びているなと感じています。
元々当社の社員は非常に真面目で仕事熱心です。
先日のこのブログの記事に「当社の社員は概ね真面目で」云々というようなことを書いたところ、それを読んだ社員数名から「概ねって、、、めっちゃ真面目にやってるのに、まだ足りないんですか?」というようなことを言われました。(笑)
いやいや、非常に真面目で勤勉でと思ってはいますがそれを書きすぎるのは手前味噌というもので、、、多少の慎みを交えて概ねと書いたわけなんですが、これが非常に不評でしたので改めて訂正しておきます。
ともかく、
引越しに伴って新たに取り組むべきことが増えた分全員に求められることが激増し、結果的に仕事の段取りや責任感などの面で全員が成長した一年だったと感じています。
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第2子が生まれました。
これは個人的なお話です。
11月4日に二人目の子供が生まれました。
ひとり目が男の子、二人目は女の子で家族がひときわ賑やかになりました。
長男が生まれたときにいろんなことを決意して自分の生活をがらりと変えました。
小さな子供にはとにかく母親と接する時間が多いほど良いのかなと思い、炊事や洗濯や掃除などそれまで嫁さん任せにしていた家事を極力自分が引き受けることにして、その後2年余りずっとその生活を続けています。
けれども二人目が生まれたので、これからは夫婦でそれぞれ子供の世話と家事を分担していこうと思っています。
家事の負担を夫婦でどうやって上手く分け合っていくか、というのは2020年の課題になります。
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会社としても個人としてもいろんなことに変化があっていろんなことにチャレンジを始めた意欲的な一年だったんじゃないかと思います。
一言で締めるとすると
今年は面白かったな
ということになるでしょうか。
ブログの記事を書くのは今年はこれで最後になるかと思います。
まだ1週間ちょっとありますが、少し早めに
皆様、今年一年大変お世話になり、まことに有難うございました。
来るべき2020年もお互いにとって素晴らしいとしになりますよう、改めてよろしくお願い申し上げます。