新商品のTシャツ2型の生地試験データを取得しました。

先日販売開始しました東大阪繊維研究所の新作Tシャツ2品番、HOFI-007、HOFI-008について、生地の品質データを取得しました。

試験は一般財団法人ボーケン品質評価機構で行ってもらいました。

今回試験したのは洗濯による布目曲がりと寸法変化についてです。

洗濯処理条件は家庭用洗濯機法というものに基づいており、今回の試験はJIS-L-1930 C4Nという規格番号に当たります。

乾燥方法は全自動乾燥機を想定してF法(タンブル乾燥)にしました。

詳しい内容はこちら
https://www.boken.or.jp/service/clothing/dimensional_change/method_e2.html

色々と書いてますが、要するにご家庭の洗濯機で洗ってもらった場合こうなりますよという試験データです。

乾燥方法については実際は多くの方が吊干しで干されると思います。

けれども、そもそも吊干しだとうちの生地はほとんど縮まないので、一番厳しい条件であるタンブル乾燥、つまり乾燥機でぐるぐる回した場合の曲がりと縮みのデータを取りました。

結果
HOFI-007 ペルー超長綿天竺 丸首Tシャツ
布目曲がり 0.5%
寸法変化 縦-1% / 横-1.4%

HOFI-008
布目曲がり 0.0%
寸法変化 縦-1.5% / 横-1.9%

布目曲がりは我々糸屋さんが斜行と呼んでいるもので、Tシャツがどのくらいねじれるかという事を示しています。

一般的なアパレルメーカーさんの基準では3%以下が合格ラインになるんでしょうか、5%やったかな。。。

そもそもうちの糸は斜行でほとんど問題にならないので、斜行の不合格基準について目安のパーセンテージをちょっと忘れてしまいましたが、0.5%と0.0%で問題になることはまずないと思います。

寸法変化率については洗濯したあとに生地が伸びたらプラス、縮んだらマイナスという意味です。

親しいアパレルメーカーの人に聞いたところ、そこでは縦横ともにマイナス5%~プラス3%が合格範囲ということでした。

今回の試験データでは2品番ともにマイナス2%以下なので合格範囲内だと思います。

理想を言えば全部O%にしたいところですが、さすがにそれは難しいですね。

ちなみに試験布の写真がこちら

HOFI-007

HOFI-008

HOFI-007の布目曲がり0.5%については、試験布を見る限りもうこれ0.0%でよくないですか?という気持ちですが、第3者機関のご意見なので仕方がないですね。

なにせ、試験結果としましてはいわゆるマシンウォッシャブル、家庭用洗濯機での洗濯OK、乾燥方法は何でもOKというデータが得られました。

皆様、ガンガン着てガンガン洗ってうちのTシャツを育ててやってくださいませ!

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