ということで、タイトルの通りマフラーを作ってます。
作ってますというか、すでにマフラー自体は出来上がってまして、これからブランドネームやらを付ける作業を進めていくところです。
100%ウールでカラーは12色展開。
価格は税込¥9,460(¥8,600+税)。
今回は中国のメーカーさんに作ってもらいました。
9月末の発売を予定してます。
ちなみに商品はこんな感じに出来上がってます。
巻くとこんな感じです。
このマフラーめっちゃ暖かいですよ。
暖かさの理由は大きさ。
毛番手3/10NMの紡毛ウールをリブ編みにしていて、丈180cm×幅40cmもあって重さは380グラム。
ちょっとしたブランケットくらいのボリューム感なので、肩から羽織ってもらうのにも向いてます。
もう一つの理由は原料。
使用しているウールの原毛は約80%がスパニッシュウールで残りがオーストラリアメリノウール。
このスパニッシュウールというのが弾力性があって保温性に優れているためにこのマフラーはめちゃくちゃ暖かい。
しかし、マフラーなので暖かさはあって当然。
このマフラーのおすすめポイントはそこだけではなくて、どちらかというとカラーの方にあります。
トップ画像や1枚目の写真をよく見てもらいたいのですが、1枚のマフラーに沢山の色が含まれているのが分かるでしょうか?
じつはこのマフラーに使われている糸はかなりレア物です。
残念ながら廃業してしまった愛知県のとある紡績メーカーさんに以前特注で作ってもらった糸なのですが、ベースとなる原毛シートの上に様々なカラーの紐を落としながら紡績するという非常に特殊な方法で作られています。
何を言ってるか良く分からないとは思いますが、そうやって作ったからこそこんなにカラフルな糸が出来たということです。
同じような雰囲気の糸で「かすり染め」とか「カラーネップ糸」なんかもありますが、そのどちらとも違う色の混ざりの濃淡、色の奥行きの立体感など独特の表情を持った素材なのです。
その糸を今回はとある中国のニットメーカーさんにお願いして編んでもらいました。
そのメーカーさんは中国の工場としては比較的小規模な工場さんで、日本のアパレルメーカー向けに高品質なニットを編んでいて、その原材料として当社のリネン糸を使ってもらっているので日常的にやり取りがあるというお付き合いです。
業界の人は良く知っていることなのですが、リネンというのは糸が硬く伸縮性がないため非常に編みにくい素材です。
そのリネンの糸を上手に編みこなして厳しい日本のアパレル基準をクリアする製品を編んでいるメーカーさんだと分かっていたのと、私自身がコロナ以前に何度かその工場に直接うかがって技術的な交流をしていたのもあって、今回のうちのマフラーをそこに依頼することにしました。
おかげで非常に綺麗な仕上がりで柔らかな風合いのマフラーに仕上がりましたよ。
つまりこのマフラーの良いところをまとめると、こういうことです。
大判サイズですっぽり包み込むから暖かい
スパニッシュウールの保温性があるから暖かい
特殊な技法で作られていてめっちゃカラフル
優れた技術のメーカーさんで製造しているから仕上がりが綺麗
9月後半だと関西ではまだまだ残暑厳しい感じだとは思いますが、北海道や東北ではそろそろ肌寒くもなってくるのかな?と思うので、それに間に合うようにこれから準備を進めてまいりたいと思います。
よろしくお願いします~。