東大阪繊維研究所 works & store とオンラインストアでDouble virtue のランプシェードの販売を始めました。

今年はとにかくいろんなことにチャレンジしていこうと思ってまして、その一環としていろんなものを作ってます。

その一つがこのランプシェードです。

【Double virtue】hand-knit lamp shade
カラー:グレー、ナチュラル、ネイビー
価格:税込¥55,000(ランプ本体+電球込みの価格です)

このアイテムを作っているのは「Double virtue」という名義で活動している手編みの作家「森 兼徳」氏です。

実はこの森さんこそが東大阪繊維研究所のTシャツのデザイン監修と仕様書書きをしてくれているうちの主要メンバーなのです。

彼は今フリーランスのデザイナーとして活躍していますが、以前は製品OEM企業に在籍してニット、カットソー、布帛すべてのデザイン企画に携わり、デザインだけでなく生産管理や営業まですべての担当をこなしてきたキャリアの持ち主です。

なので、単純にカッコいいデザインを描けるだけでなく、営業面や生産面も考慮したデザインができるというとても優秀なデザイナーさんなのです。

その彼が独立してフリーになった時に立ち上げたのがハンドニットランプシェードのブランド Double virtue。

つまり、当社と契約して東大阪繊維研究所の服作りのメインスタッフとして活動しながら、手編みランプシェード作家としても活動しているということです。

ちなみDouble virtueのランプシェードはすべて森さん自身が手編みしています。

東大阪繊維研究所のアイテムを作るにあたって、素材づくりやデザインのコンセプトなどは基本的に私が決めていくのですが、デザインの詳細な点については彼が主に作ってくれています。

例えば先日発売した新作「HOFI-027 REBOOT VINTAGE code01」では最初に私が「10オンスの生地を使った夏に1枚で着ても透けない半袖」という感じで作りたいものを大まかに決めてます。

それをもとに糸作りをスタートし、生地が出来上がったところでさらに「このアイテムを東大阪繊維研究所の新たなスタンダードにすること、色を白だけに限定して白Tシャツを追及するモデルにすること、ビンテージという概念を再構築すること」など、詳細なことを煮詰めていきます。

ある程度コンセプトが決まったら、当社の他のアイテムに対してどんな位置づけの商品にするか、丸首なのかVネックなのか、サイズ感をゆったり目にするのかタイトにするのかなど、商品の方向性をある程度決めて森さんに相談します。

私のコンセプトや大まかな形のアイデアを聞いた森さんが、さらに自分自身のアイデアをそこにインプットした上でデザインを起こし、縫製の仕様や各パーツの細かい寸法をミリ単位で決めて仕様書を作成してくれます。

これをもとに縫製工場さんに依頼して製品を作っていくというわけです。

今回彼に依頼してオリジナルのランプシェードを作ってもらったのは、東大阪繊維研究所の新しい挑戦として「うちのTシャツが似合う人にはどんなライフスタイルを楽しんでもらいたいか」ということを今後ブランドとして追及してくことにしたからです。

いわゆる「ライフスタイル提案」というやつですね。

2年ほど前から少しずつ考えていたことなのですが、東大阪繊維研究所のTシャツを着る人が乗る自転車は?バイクは?車は?どんな靴を履いて、部屋にはどんな家具があってどんな食器を使う人だろうか?とイメージすることがとても楽しく、暇さえあればどんなものがいいかなと想像してきました。

その想像がふくらんで具体的なデザインが思い浮かぶものも出てきたので、せっかくなら作ろう!と思い立ちその第一弾として東大阪繊維研究所を最も熟知している森さんにうちのTシャツに似合うランプシェードを作ってもらうようお願いすることにしました。

せっかく作るならオリジナルの素材で作らなければ意味がない!と考えたので、シェード用の糸は自社で作ることにしました。

当社には東大阪繊維研究所以外にもう一つ「亜麻色雑貨店」という手芸糸のブランドがありそこで培った手芸糸のノウハウを生かしつつ、森さんからもシェード作りに適した糸の太さや硬さなどをヒアリングしながらオリジナルで糸を作っているので、まさに完全オリジナルのランプシェードということになります。

Double virtue のシェードは主にホワイトで作られていますが、今回はグレー、ナチュラル、ネイビーの3色で作ってもらっていて、そこも東大阪繊維研究所オリジナルのポイントになります。

写真を撮影するにあたって店舗においてみたら雰囲気もめちゃくちゃぴったりで、さすがに身内が作ったものだけあるなという感じでした。笑

そんなわけで、

東大阪繊維研究所のライフスタイル提案

今年はこれを一つの大きなテーマとしていろんなモノづくりに挑戦していきたいと思います。

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