明けましておめでとうございます。今年のテーマは「デザインする」に決めました。

明けましておめでとうございます!と言うにはかなり日にちがたってしまいましたね。

本年も皆様よろしくお願いいたします。

今年も頑張りましょう!

毎年元旦には一人で会社に来て新たな年に取り組む課題や目標をまとめる、ということをかれこれ15年ほど続けておりまして、今年も具体的な数値目標やら叶えたい夢やらを色々と書き連ねてみました。

詳しいことはここには書けませんが(笑)、実際ノートにまとめてみると気合も入りますしすぐに取り掛かりたいと言う気持ちが高ぶります。

今年の大きなテーマは「デザインする」ということにしました。

デザインと言う言葉は人それぞれに多様な意味やイメージを想起すると思います。

モノの意匠を生み出すことであったり、設計することであったり。そのアレンジをすることもデザインと言えるかもしれません。

今年決めた「デザインする」というテーマも、ジャンルによってその意味が多少変わるのかなと思います。

Tシャツをデザインする、というのはもちろん言葉の通りにTシャツの色や形を決めることです。

けれども、そのTシャツの役割やどんな人に着て欲しいかということまで考えて仕様を決めていくこともデザインの要素になるんじゃないかなと思います。

私にとっての「デザインする」ということは、モノ(時には状況)を作るに当たって色や形や機能だけじゃなくて役割や存在感、使ってもらう人が感じる利便性や、もっといえば使ってもらう人にどう可愛がってもらうかとか、とにかくモノにまつわる多種多様な要素を色々と織り込み、その中から必要なことと不必要なことを割り出していき、最終的に必要だと感じたものだけを組み合わせて形にする作業なのかなと思っています。

だから今年は糸もそんな風にデザインしたいと思います。

番手や混率という要素だけではなく手触りや発色など、糸がどんな役割を果たすのかを考えて作り出していきたいです。

もちろん生地も。

もっと言うと、会社そのものもデザインしようと思います。

どんなものをどんなやり方で生産して、どのように利益を生んでいくのか。どんな商品を会社の骨格に据えて、どんな商品やビジネスを新たに肉付けしていくのかというビジョンを、これまで以上に積極的に描いていこうと思います。

プライベートでも、長らくお休みしていた陶芸を再開したいと思っています。

作陶というのは土の塊から形や色を生み出していく作業なので、まさにデザインそのものです。

着想から実行までを一人の世界で完結させられるので、作り出す時間に没頭できることが魅力です。

しかし、最後の窯焚きのちょっとした火加減で作品の有り様が一変すると言う点もありますが。。。

最後の人間の力が及ばない部分で奇跡的に良いものが出来上がってくるあたりがこれまた神のデザインされたものといった趣もあって面白かったりします。

閑話休題。。。

他にも新しい小型の撚糸機を考えてみたり社内の模様替えをしてみたり、やりたいことはいっぱいあります。

そういった様々なことを「デザインする」という点を意識しながらやっていきたい。

これが今年の大きなテーマです。

相変わらず理屈っぽい糸屋のブログですが、また今年も一年よろしくお願いいたします!!

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