エップヤーン有限会社のウェブサイトを少しだけリニューアルしました。

以前から自社サイトのトップ画像を変えたいなと思ってました。

従来の写真は近所の公園でなんとなく撮影したスナップショットみたいなものでしたが、今回はメッセージ性の高いものに改めました。

自分の会社の強みや大事にしていることはこれです、と言うようなメッセージを書いてます。

まとめると

リネンという素材を得意としています。
撚糸についてノウハウを持っています。
商品企画に力を入れています。
人を大事にする会社です。

というようなことです。

リネンという素材についてはこのブログでもたびたび書いてきました。

サフィラン社をはじめとする世界のいろんなリネンを扱っていることや、それらを綺麗に染めるために染色処方を研究していること。

リネンの撚りバランスをあわせる難しさなど。

撚糸についても同様に色々と書きました。

斜行が起きる仕組みや杢撚りにするときの発色についてなど。

自社が力を入れて取り組んでいることを分かりやすく伝えるためにはどうしたらよいのか。

このことについては最近常々考えていて、今回はウェブサイトのトップ画面で画像と文字のメッセージにするという方法を採用してみました。

「当社はリネンの専門家です。」と書いていますがもちろんコットンやウールも扱っています。

けれどもそういった細部の話はすでにお付き合いのある方々はご存知ですし、新しくお付き合いを始める方にも後々お伝えすることは出来ると思います。

もっと言うと、当社がコットンやウールで他社よりも明らかに突出している強みを持っていないということをがあります。

もちろん実際使っていただければ満足してもらえるコットンの糸は自社商品にもあります。

しかし、同じようなものが他社にもある。

ウールはもっと弱い。

そこを取りこぼしたくないからと言って「当社はリネンやコットンをはじめとしてウールその他も扱うニット糸全般の専門化です」と書いてもメッセージ性が弱いかなと思います。

何よりも自社が特に強みのある分野をはっきりと前面に押し出さなければ、せっかく初めて当社のサイトに訪れてくれた人に強い印象を残せないのではないかと思います。

なので「当社はリネンの専門家です。」と書きました。

同じく「当社は撚糸の専門家でもあります。」とも書きました。

自社に撚糸機を持っていますし、撚糸アレンジのアイデアも沢山持っています。何よりも多種多様な撚糸方法に関して特に斜行バランスをあわせるという点について膨大なデータを保有しています。

最近同業他社の方やいろんな繊維関係の方とお話していても、この斜行データという点については当社の強みだなと感じることも多いのでサイトのトップに明記しました。

企画を大事にする、人を大事にするというのはどちらも当然のことといえば当然のことなので、最初は正直なところ書くかどうか迷いました。

けれども、自社が自信を持っていることだけじゃなくて、自社が大事だと思っていることも伝えていくべきかなと思い、前半2つ後半2つで合計4つのメッセージを書きました。

人を大事にするということについてはもっと簡潔で明確な書き方があるように思っているので、また後日書き直そうかとも思っています。

ウェブサイトだけじゃなくサンプル帳の表紙や生地を貼る台紙、梱包用の段ボール箱、今年は自社にまつわるいろんな物をリニューアルしていきたいと思っています。

統一感のあるロゴやフォントやカラーでまとめること、そこに分かりやすいメッセージをこめるということを心がけてやっていきたいと思います。

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