染色のお話の続き。最近なぜか度々質問を受けるカチオン化綿のこと。

これまた最近良く聞かれる質問で、「カチオン化綿を使うと何でメランジに染められるのですか」というのがあります。

染色の話になると化学の要素がいっぱい出てきて話が急に分かりにくくなります。

仕事のミーティングのときにも出来るだけ簡単に話すように心がけていますが、自分自身きっちりと理解できていないことも多く、話しているうちに迷宮入りすることもしばしばです。

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糸の染色について時々質問を受けるので、ちょこっと書いておきます。

衣料用途の繊維にはいろんな種類があります。

天然繊維と呼ばれる綿や麻、羊毛、絹などに加えて、合成繊維にはポリエステル、ナイロン、アクリルなどが有り、再生繊維にはレーヨンやトリアセテートなどがあります。

それぞれの繊維を染めるための染料や染色方法は違っていて、その違いによって糸の発色に色んなアレンジを加えたり出来る反面、色んなトラブルが発生したりします。 “糸の染色について時々質問を受けるので、ちょこっと書いておきます。” の続きを読む

SAFILIN(サフィラン)社製フレンチリネンのストック販売をスタートします。

以前こちらのブログでも書きましたが、サフィラン社のフレンチリネンをストック販売することに決めまして、ようやく販促用の資料が完成しましたのでこちらでもお知らせいたします。

品番 : SAFILIN(サフィラン)
番手 : 2/26NM
混率 : 100%Linen (FrenchLinen)
ストックカラー : 28色

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そういえば会社を始めたばかりのころは。。。

先週は台湾に出張に出向いて色んなお店に飛び込み営業をしていました。

初めて降り立った見知らぬ国で何のツテもないところから商品の営業をしていくことはなかなか楽しく、久しく忘れていた感覚を取り戻したような気分になりました。

エップヤーン有限会社という会社を父親とともに立ち上げてから17年になりますが、ここ数年は新規客先に営業に出向く場合も知人のご紹介を得てのケースがほとんどだったので、新しい関係性を比較的スムーズに作ることが出来ていました。

しかし、元々全く無名の会社としてスタートして少しずつ客先を開拓していった身としては、いつの間にか忘れかけていた雑草魂というかインディーズ魂というか、そういった負けん気のようなものをこの台湾出張で久々に思い出すことが出来たので良い機会だったように思います。 “そういえば会社を始めたばかりのころは。。。” の続きを読む

糸の企画・設計をするということ。糸屋の担っている役割について。

唐突ですが糸を購入されたことはありますでしょうか。

一般の方が糸を購入する時は大抵手芸店に行かれるか、インターネットで探されるのかと思います。

手芸店に置かれている糸を作っているのは誰かといえばもちろん紡績メーカー、撚糸工場、染色工場などの各加工場です。

けれども、それらの工場の人たちが完成品の糸まで全ての設計をするわけではありません。 “糸の企画・設計をするということ。糸屋の担っている役割について。” の続きを読む