染色の説明ついでにシルケット加工についても書いておこうと思います。

先日コットンウールの染め分けとカチオン化綿の染色について順に書きました。

このあたりの加工と同じ位の頻度で質問を受けるのがシルケット加工です。

コットン素材に光沢を与える加工として割と知名度もある加工なので、その名前を耳にされたことのある方も多いかもしれません。

この加工についてインターネット上で色んな方が解説されていたのですが、誤解を招くような説明がなされているケースが多かったのでこれも説明しておきたいと思います。 “染色の説明ついでにシルケット加工についても書いておこうと思います。” の続きを読む

染色のお話の続き。最近なぜか度々質問を受けるカチオン化綿のこと。

これまた最近良く聞かれる質問で、「カチオン化綿を使うと何でメランジに染められるのですか」というのがあります。

染色の話になると化学の要素がいっぱい出てきて話が急に分かりにくくなります。

仕事のミーティングのときにも出来るだけ簡単に話すように心がけていますが、自分自身きっちりと理解できていないことも多く、話しているうちに迷宮入りすることもしばしばです。

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糸の染色について時々質問を受けるので、ちょこっと書いておきます。

衣料用途の繊維にはいろんな種類があります。

天然繊維と呼ばれる綿や麻、羊毛、絹などに加えて、合成繊維にはポリエステル、ナイロン、アクリルなどが有り、再生繊維にはレーヨンやトリアセテートなどがあります。

それぞれの繊維を染めるための染料や染色方法は違っていて、その違いによって糸の発色に色んなアレンジを加えたり出来る反面、色んなトラブルが発生したりします。 “糸の染色について時々質問を受けるので、ちょこっと書いておきます。” の続きを読む