強撚糸の染色が難しい理由。

この編地は強撚糸を丸編みの生地に編んだものです。

一見すると淡いトーンのボーダー状に見えるこの生地、実は単一色(ソリッド)に染めた糸を編んだものです。

単一色で編んだはずがボーダーになっている、つまり染めムラが発生しているということです。

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メリノウール18.5マイクロンの防縮加工糸、品名は「ELMO(エルモ)」当社の新商品です!

当社の主力商品は春夏素材のリネンとコットンです。

正直なところ一年中その2素材を販売しているといっても言い過ぎではありません。

会社を創業してから18年間、自社の持っている強みに特化してきた結果そうなっています。

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リネンの新商品を作っています!今回は強撚リネンです。

このお盆休みは会社を9連休にしたので、ずっと一人で会社にこもって試作を繰り返してました。

誰もいないので思考と作業に集中できます。

タイトルに書いたとおり、今回作っているのはリネンの強撚糸です。

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新印象派やポスト印象派の作品を撚り杢の色作りの参考にしています。

糸の撚糸に杢撚りというものがあります。

本来の杢という言葉は木の木目を意味していたかと思いますが、ここでいう杢撚りというのは複数の色を組み合わせた撚糸のことを意味しています。

なので使用するカラーは赤でも青でもピンクでも基本的には何でもありです。 “新印象派やポスト印象派の作品を撚り杢の色作りの参考にしています。” の続きを読む

カチオン綿という言葉についての誤認が多い理由。

以前にも同じようなテーマで書いたことがありますが、なかなか難しい内容なので再び書いてみたいと思います。

繊維の業界で仕事をしていると時々登場するカチオン綿。

カチオン化綿といったりもします。

簡単に説明すると文字通りカチオン化した綿のことです。 “カチオン綿という言葉についての誤認が多い理由。” の続きを読む