なかなか終わらないリネンの話。まだ前処理が続きます。

リネンの話が続きます。

ハックリングまで施したフラックス原料は紡績工場に運ばれます。

紡績工場に入荷された原料は綿紡績と同じくひたすら束ねて伸ばしてを繰り返されます。均一に伸ばして整えた原料が粗紡という状態で、この時点ではほぼ撚りがかかっていません。 “なかなか終わらないリネンの話。まだ前処理が続きます。” の続きを読む

リネン選びに失敗しないための余談的なお話

前回リネン紡績の前処理について書きました。

原料には一等亜麻のラインと二等亜麻のトウという種類があること。
原料を柔らかくするスカッチングと殻や芯を取り除くハックリングという2つの工程があること。

さてここでちょっと怖いお話です。 “リネン選びに失敗しないための余談的なお話” の続きを読む

リネン糸の良し悪しを決める諸々のこと

前回リネンという言葉の説明をしましたので、今回はその紡績方法について書きます。

この話はちょっと長くなってしまうので、何度かに分けてお話しします。

リネン原料となるフラックスもコットンやウールと同じく短繊維といわれる部類のものなので、糸にするためには紡績という工程を必要とします。 “リネン糸の良し悪しを決める諸々のこと” の続きを読む

リネンについてちょっと細かい話をします

当社の主力商品はリネン糸です。

今の世の中、調べものの答えはウィキペディアなどに書いてあるので、ここでいまさら解説を書く必要もないのかとも思います。

けれども、いざ調べてみようと思ったらネット上で大した情報も得られなかったので、一先ず自分の知っていることを備忘録ついでに書いておこうと思います。 “リネンについてちょっと細かい話をします” の続きを読む

機械整備について。大したことは出来ませんが掃除はきっちりやります。

自社の機械をメンテナンスすることも製造業者の仕事です。

簡単なパーツの交換やネジの緩みなどの点検は自社のスタッフがやりますし、素人で手に負えないものは業者さんにお願いして修理してもらいます。

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