タイトルを見て「お!」と思った方はなかなかのラグビー通の方でしょう。
「南條賢太って誰?」という方もおられると思いますのでここで少しだけご紹介したいと思います。
南條さんは東大阪市出身で神戸製鋼のラグビーチームに所属していた元プロラグビー選手です。
引退された後は様々なラグビー指導の現場に携わり、2010年からは花園ラグビー場へのワールドカップ開催誘致と東大阪市でのラグビー普及のために東大阪市のアドバイザーに就任され、市内の全ての小学校で体育の授業時間にラグビーの指導をされています。
ウィキペディアにもサイトがありますのでご覧ください。
さて、
その南條さんと東大阪繊維研究所がなぜ一緒にTシャツを作ることになったのか。
そもそもの出会いはとてもシンプルで、南條さんが私たちの直営店舗「東大阪繊維研究所 works & store」にご来店されたことがきっかけでした。
最初のご来店時にTシャツを購入されてとても気に入っていただき、購入された翌日の午前中に再び来られてその感想を沢山聞かせていただきました。
さらにその日の午後、彼のお子さんたち二人を連れてまたお店に来られ、色んな話を聞かせていただいたときに初めて彼が元プロラグビー選手で市内の小学校でラグビー指導をされていることなどをお聞きしました。
その話の中で、指導している子供たちのことをとても大切に思っておられることや、子供たちの将来の為に何か出来ることがないか模索しておられることなどをお聞きし、われわれにお手伝いできることがないかを考えることにしました。
とはいえ私たちは一介の糸屋でありTシャツ屋でしかありません。
出来ることといえばカッコよくて丈夫なTシャツをご提供することだけです。
しかし、そのことで彼の取り組みをお手伝いできるなら何かやってみたいと思い、色々と考えた結果たどりついた答えは、
南條賢太がカッコいいTシャツを着ることで、子供たちはもっと彼に憧れてラグビーに夢中になるだろう。
そして周りの大人たちも「私も南條賢太のようにカッコよくなりたい!」と思うことで、彼の活動に興味や共感を持ち、サポートしたいという気持ちになってくれるはず。
つまり、
「南條賢太をカッコよく魅せるTシャツを作ることが、私たちに出来る一番のお手伝いである!」
という考えにいたりました。
そのために6月頃から何度かミーティングを重ね、一昨日最初のサンプルが出来上がってきました。
仕上がりは抜群。
文句なしにカッコいい1枚が出来ました。
しかも、もともとガタイが良くて筋肉もりもりのラガーマンをカッコよく魅せるために作ったTシャツの型紙が、そのままサイズダウンすることで普通サイズの体型の人もカッコよく魅せてくれることになったのです。
これは私たちにとっても新鮮な驚きでした。
筋肉のある人を力強く見せるデザインは、筋肉のない人を上品に美しく見せるデザインでもあったのです。
そんなことある?
と思う人もいるかもしれませんが、そこは出来上がってきたサンプルを近々ご紹介しますのでそれをご覧になってください。
この話の続きはまた後日詳しく書きたいと思います。
それと、キャッチアップ画像に使用しているエンブレムについても後日ちゃんとご説明いたします。
ともかく、私たちの新しい取り組みは始まりました。
子供たちの未来の為にがんばる「なんちゃん(子供たちは彼をそう呼んでます)」をカッコよく魅せる。
私たちの新たなミッションが始まりました。