「笑いを作る」という芸人さんの仕事って本当に凄いと思います。

会社のパンフレットが出来ましたよ!

今回はプロのデザイナーさんにお任せしました。

oto
http://www.oto-design.jp/

センスの良いデザインと真面目な人柄の室田さんご夫婦が運営されているデザイン事務所「oto」さん。

こちらの要望を真摯に聞き入れて出来るだけデザインに落とし込むように工夫してくれました。

やはりプロの方々のお仕事っぷりを知る機会があるのは楽しいことです。

さて、

プロのお仕事といえば、昨今外出自粛が続くなかで色んな芸人さんが動画をアップされててコレがなかなか面白い。

今日もたまたま仕事仲間のような飲み仲間のような知人からラインに動画が送られてきまして、清水ミチコさんが小池都知事のモノマネをしている動画なんですが、これが素晴らしかった。

最初は小池都知事のしゃべり方や声色を単純に真似た感じで始まり、小池知事を上手にモノマネするための解説に続き、それがどんどん誇張されていって最後は放送事故みたいになるという短い動画。

この中には色んな要素が上手く配置されている。

まずは清水さんのモノマネのクオリティ、

そしてそれを見ているヒトにもまねできるように特徴の捉え方を解説するということで、家で遊ぼうという投げかけのような要素、

そこからどんどんモノマネが誇張されていってもはや似ているのかどうかも分からないというところに持っていって笑いの要素を足し算、

そのメッセージの中に小池知事からの実際のメッセージと同じくステイホームというキーワードを連呼することで外出自粛に対する啓蒙の要素もある。

いやはや、芸人さんの仕事にはいつも感心させられるけど、これはお見事でした。

最近色々あってモンスターエンジンの西森さんのユーチューブ動画をしょっちゅう見ていますが、彼の喋りもめちゃくちゃ面白い。

ご自宅やご両親の運営されている工場で色んなものを作る工作動画がメインですが、工作をしながらいろいろ喋る西森さんに向かってアフレコの西森さんがガンガン突っ込んでいく。

元々自分自身が喋っている動画なので、どんな台詞がどんなタイミングでくるか分かっている前提のはずなのに、別人格の自分にリアルタイムで突っ込んでいるような絶妙なやり取りになっていて、このあたりは全部が計算なのか感覚でやっているのか判断つかないところですが、とにかく面白い。

芸人さんは凄いな~と思う事がしょっちゅうありますが、彼らの凄いところというのはやはり笑いを作るというところにあるのだと思います。

不特定多数の誰かに笑ってもらうために、使ってはいけない言葉や誰かに不快感を与えるような言い回しを避けながら、絶妙に独自性のある言葉を並べる感覚。

達者な芸人さんはこのあたりをしっかり計算しながら、笑ってもらうという事に集中してネタを考えて形にするわけです。

独りよがりに奇抜な事をやって、もしウケなかったときには「自分が楽しいからやっている」とか「自分のためにやっている」とかいう言い訳をするわけにはいかないわけです。

ウケなかったら単に失敗なのです。

なので、こうやったらウケるかな、あーかなこうかなと必死になって神経すり減らしながらネタを作って、最終的には誰かを笑わせるわけです。

他者の心に笑いという感情を作るんです。

こんな凄い仕事あるでしょうか。

家にこもって芸人さんたちの動画を見る機会が増えたので、最近特に彼らの仕事っぷりに感心することが増えました。

自分が作っているものは糸であったりTシャツであったり、必要とされるか否かに関らず一旦は形になってしまうので、出来上がった時点で少しは達成感がありますし、売れた時点でお金になるのでそれが目的のように思ってしまいます。

財務的にはお金に換えることが目的なのは間違いないんですが。。。

けれどもそれは本来の自分の仕事の目的ではないはずで、最終的には糸やTシャツを通じて誰かに喜んでもらわなければいけないはずのものです。

どうやったら喜んでもらえるかなという事に自分は神経すり減るくらい悩んでいるだろうか、と芸人さんの面白い動画を見てくすくす笑った後にちょっとばかり自問自答したりしています。

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