まずはこちらをご覧ください。
これ、同じ色がずらっと並んでいるように見えて実は全部違う色なんです。色別に全てナンバリングされています。
先日参加したギフトショーで何かしらのヒントをつかんだようで、社員たちが新たに糸を作り始めています。
どんなモノを作るのかということについて逐一報告を受けているので、最終的にどんな商品になるのかは把握していますが、具体的な作業内容は社員たち任せ。
作り始めてから何日か経ったところで、
「進捗はどう?」
と聞いてみたところ、
「そうですねだいたい100色くらいは出来上がりました」
という返事。
ふむふむ、100色ね。今回はなかなか多めの色数で作るんやな。と思って軽く聞き流していたら、
「これからこの10倍くらいの色数を作っていきます」
と言い出した。
「10倍ってことは1,000色やで?マジで言ってんの?」
と聞くと、
「今回はそれくらい行きます」
と言う。
いやはや、私も21年間糸屋さんをやってますが、カラーバリエーションが1,000色を超えるような商品は見たことがないですわ。
まだちゃんと発表できる段階ではないのでこの商品の詳細についてはここでは伏せておきますが、ギフトショーやその他のイベントを通じて見えてきた答えがここにあるとしたら、どうやらものすごい答えを見つけたようです。
最近Tシャツブランド「東大阪繊維研究所」の方でもラガーマンの南條賢太さんと新たな取り組みを進めていて私がそれを主に担当している感じなのですが、これもひとえに糸の商品企画を社員たちに任せられるようになったから出来ていることなんだろうなと思います。
コロナ禍において色んなことのやり方が変わったこの1年半の間、社員たちなりに身につけたスキルやアイデアがここへ来て少しずつ前に進み始めているように見えます。
先々週に「1,000色作る」と聞いた段階でこの新商品はおそらく完成するまでに半年はかかるだろうと思っていますが、さて今度はこれをどのくらいのスピードで完成させて私の度肝を抜いてくれるのか。
とても楽しみにしています。