町工場でTシャツを売る!。社内にショップスペースを作っています。ほぼDIYで。

おかげさまで今夏発売したTシャツになかなかご好評を頂いております。

Tシャツのブランドを始めてから既に3年が過ぎました。

最初の年は生地作りや仕様書の書き方など全てにおいて素人同然でした。

けれども、日々コツコツと続けているうちに、なんとかかんとかビシッと背筋の通ったカッコいいTシャツを作れるようになってきました。

それまでの間に色々ご協力いただいた方々には本当に感謝感謝です。

私は何かやりたいことが見つかったら準備が整っていなくても割とすぐに始めてしまう性分なので、周りの社員たちも「社長はいったい何をやり始めたんだ?」と思うことがいっぱいだと思います。

もちろん私としては何もかもを思いつきでやっているわけではなく、ちゃんと考えて時には誰かの意見やアドバイスを求めながら進めているつもりです。

けれど、社員たちにとっては「また何か始まった。。。」と思うことがいっぱいあると思います。

いきなり胸熱トークみたいになってしまいますが、私のそれら様々な活動の根底には「この会社を社員が自慢できる会社にする」という理想があります。

あそこの会社は技術が凄いよとか、いいもの作ってるよと覚えてもらえるのもよし、いつも面白いことをやっている会社だと思ってもらえるのもよし、とにかく社員たちがうちで働いていることや日々取り組んでいることを誰かに自慢できるような会社にしたいという想いがあります。

しかし、自社の向かう方向や想い描くビジョンについて折にふれてみんなに伝えているつもりでも、実際はなかなか浸透するまでに至っていないな、というのが実感です。

まさに私の指導力不足というか、まぁ、カリスマ性みたいなやつが足りないのかなと思ってます。

でも、ないものはないので仕方がない。

とにかく社員たちが「うちの会社面白いでしょ?」とか「うちはめっちゃ難しいものづくりやってるんですよ!」と胸を張れるようにするために、何をすべきかということを日々考えながらやっているわけです。

そんなわけで最近いきなり始めたことシリーズ。

社内にTシャツの売り場を作ることにしました。

作る、というからにはまさに作ります。

とりあえず在庫の糸が置かれている2階部分の片隅を掃除。

広さにして約10平方メートルほどの小さなスペースを確保し、床を作りました。

床を作ったというのは、コンパネをピアスビスで留め、その上にパイン材の板を真鍮の釘で打ち付け、防腐塗料を塗る、というやり方で自作しました。

そしてその次に今テーブルも作っています。

こちらは1寸角の角材でフレームを組み、3分の杉板を真鍮釘で打ち付けるというやり方で作っています。

ここから更にディスプレイに必要な細かいものを自作していく予定です。

実際の作業の細かいところはとてもマニアックな話ばかりになるので、noteの方にあげてみたいと思っています。

このスペースが完成したら、来年の春ごろからまずは1ヶ月に1回くらいのペースで販売イベントなんかをやりたいと思ってます。

そして、Tシャツの販売だけじゃなくて糸や生地の展示会なんかもやれたら面白いかなと思っています。

いつの日にかコロナが落ち着いたら飲食のお店屋さんなんかと一緒にコラボのイベントもやりたいと思ってるし、楽器の演奏やらなにやらやりたいことは一杯です。

ともかく、

こういったことをうちの社員たちがを嬉しそうに誰かに自慢して欲しいし、自分たちで楽しんで欲しいわけです。

手前味噌ですが、糸作りの技術やスピードについてお客様からお褒めの言葉をいただくことがちょいちょいあって、そのほとんどの言葉が私のところに届くわけです。

けれども、ご覧のとおり最近私は糸を作っておりません(笑)。

いや、嘘です作ってないわけではないです。

よほど難しいやつはもちろん私が作ってます。

けれども、大半の糸は社員たちが独自に予定を組んで材料を手配して、上手くいかないことがあったら自分たちで解決して作っています。

新商品の企画もほとんど社員たちでやっています。

なので、糸作りに関するお褒めの言葉は実際は私ではなく社員たちに向けらたものなのです。

それは誇りに思って欲しい。

いい仕事してるんですよ、うちの社員たちは。

その上で面白いこともやってるんです、うちの会社は。

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