ただただ自分が好きなものを作ってみよう。
という素直な気持ちで作り始めたペンアートTシャツが少しずつ売れてます。
自分で言うのもなんですが、こんなにマニアックな柄ばかりなのに。。。
もちろん気合入れて作ってますよ。
自分でも気に入ってるイラストばかりです。
けど、どう考えてもマニアックなはず。
にもかかわらず、どこかの誰かが欲しいと思って買ってくれる。
「こんなの買う人いるのかな?」
「いやいや、これ凄くいいですよ」
万に一つのような、この邂逅ともいうべき結びつき。
このピンポイントな人と人とのつながりがインターネットの醍醐味ですね。
素材にせよイラストにせよ、一切の妥協なく物を作ってると少しずつ誰かのところに届いていくもんなんやなと思うと、感慨もひとしおです。
着心地についてはかなり自信を持ってますので、お届けした先でうちのTシャツたちが活躍していることを信じるばかりです。
諸事情あって最近描いているイラストはほとんどご紹介できていませんが、相変わらずほぼ毎日描いてます。
だいたい夜中の11時半から1時半くらいの間、夜中のテンションってやつを生かしてひたすら描いてます。
絵を描いているとごくごくまれに、思ってもみなかった線を体が勝手に引いているという瞬間があります。
いつもなら、
「左から光が当たってるから、ここに影を入れよう」
とか、
「金属の光沢感を出すためにここに陰影を描こう」
とか考えて描いてます。
けど、ある瞬間(ほんの数秒ですが)体が勝手にシュッシュッと線を引いて、その結果、
「あれ?これ良い感じじゃないのか?」
となることがある。
私自身はスポーツを全くやらないので良く分かりませんが、これがゾーンというやつなんでしょうか。
なにせそういう時は調子がいいので2時間ぶっ続けで作業するなんてこともあります。
反対に集中力がぜんぜん高まらないときは、5分描いては別のことをやっての繰り返しということも。
どっちのパターンにせよ、とにかく毎日描けば薄皮一枚ずつでも必ず上達していくはずだと信じて描いてます。
私自身は好きでやっていることなので、これを努力だとも思ってません。
楽しい上に上手くなれば儲けもの、くらいに思ってます。
なので、ペンアートTシャツについては、願わくばこの楽しんでる気分まで着てくれる人に伝わればと思ってます。
けど、まぁそこまで何でもかんでも綺麗に話がまとまるもんではないので、
「あれ、このTシャツのイラストなんかいいな」
と思ってもらえるだけで十分です。
ともかく、
何ごとにもコツコツ一生懸命取り組んでいればいつか誰かに思いが届くのだ、
ということですね。