来春に向けてラグランスリーブのTシャツを作ってます。

来期に向けてラグランンスリーブの半袖丸首メンズTシャツを作ってます。

生地は弊社別品番HOFI-007と同じペルーコットンの天竺。

アームホールと脇線をフラットシーマで仕上げていて、イメージは軍モノのインナー風。

Tシャツブランドを始めてからというもの、多くの方々に色んなことを教えてもらう機会が増えてめっちゃ楽しいです。

このTシャツは東京のとある縫製メーカーさんにお願いしています。

そのメーカーさんでは昔ながらの技術を上手く使って、ビンテージ風と現代風を絶妙なバランスでミックスしたカットソーを作ることを得意にされています。

初めて伺った際にもビンテージのTシャツについての色んなことを教えてもらい、お話をうかがっているだけでワクワクの連続でした。

せっかくなので今回はその強みを生かして「東大阪繊維研究所」に今までなかったテイストのものを作ってもらうことにしました。

今回の品番ではフラットシーマで仕上げた脇とアームホールと天地縫いで仕上げた袖と裾がポイントです。

フラットシーマというのは生地と生地を平らに縫い合わせる縫い方のことで、縫い目の凹凸が少なくなるのが特徴です。

フラットシーマ専用のミシンは普通のミシンよりも針数が多くて縫うのに時間がかかるため大量生産には向きません。

また専門の技術も必要で普通のミシンよりも手間がかかります。

けれどもその分縫い合わせた箇所の肌当たりもよく、ステッチが意匠の役割も担ってくれてシンプルなデザインのTシャツにちょうど良いアクセントを加えてくれます。

逆に縫い目がとてもシンプルですっきり仕上がるのが、袖口と裾に施した天地縫いという縫い方。

表には直線の縫い目が1本だけ見えるように仕上がりますが、内側に返した生地端はしっかりロックされていて伸縮性も十分にあるのが特徴です。

フラットシーマでアクセントをつけてある分、天地縫いですっきり見せるというバランスが凄く良い感じです。

衿幅も少し広めでスポーティなデザイン。

「これ着て遊びまわりたい!」という元気な気分になって欲しいです。

サンプルが出来上がってきて改めて感じました。

生地の雰囲気と縫い方の相性が良い。

もともとこの生地に使った糸はデニム風のメランジになるように特殊な紡績方法でつくってあるので、ビンテージ風のデザインとの相性がめちゃくちゃ良いです。

パッと見はユーズド風。

けれども手触りが柔らか、生地は肉厚でしっかり。

超長綿の滑らかさと見た目のギャップが凄いです。(笑)

色は明るめのネイビーとチャコールグレーの2色展開でサイズはS,M,L,2Lの4サイズ。

来年の春に向けて、新しい気分になれるようなTシャツにしようと思って作ってます。

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